company
昨今はめまぐるしいスピードで、社会のしくみやあり方が変化しています。私たち建設業界も例外ではありません。ICT技術を現場に導入し、アプリやソフトフェアを駆使することで、ボタン一つでいろいろな情報が瞬時に、正確に得られます。ひと昔前、電卓と鉛筆を走らせた時代から考えると劇的な進歩です。会社を存続させるためには、このように一つの価値観や考えに固執せず、変えられるところは積極的に変えていく柔軟性が必要といえます。
一方で、ものをつくり出すのは、いつの時代も「人」です。
大学卒業後の2年間、私は大手ゼネコンの職員として修行を積んだのちに、吉川組に入社しました。さまざまな経験を経て、見えた吉川組の強みは、仕事に対してとことんまじめであること。そして、どんなに難しい問題に直面しても、お客様の要望や期待に応えてみせるという精神でした。昭和36年の設立以降、吉川組が会社を存続してこられたのは、先達がその姿勢を貫いてきたからにほかなりません。
創業した祖父、父、先代に続き、このたび4代目を引き継ぐことになりました。これまでに出会った多くの方々と築いてきた磐石な信頼関係をベースに、これからもまじめに時代や社会の要請に応えていきたいと考えています。